就職活動の大敗を経験して思う過去の失敗を否定しすぎるなという話
こんにちは、コジオです。
さて、今日は暫く離れていた就職活動、キャリア系について一筆したいと思います。
少し自叙伝チックになってしまいますがご容赦ください笑
人生で一番の挫折だった就職活動
以前別の記事に書かせて頂きましたが、私は就職活動1年目で新聞社などマスコミ系の会社を本命にしていましたが全滅し、その後休学してインドへ渡航、2年目の就職活動では本命の総合商社に内定した経験を持っています。
【就職留年→インド渡航→第一志望企業内定】就職活動の地獄と天国を味わったことで得た気付きと教訓 - アメリカ商社マンの駐在生活と就職活動について語るブログ
詳しい経験はリンクの記事を是非ご覧いただきたいのですが、1年目で失敗しNNT(無い内定)状態に陥った時は正直人生で一番苦しかった。
既に内定を得て就活を終え、気ままに飲み会したり旅行したりする友人を横目に、初夏になっても結果が出ていなかった私はブラックスーツを着て汗だくになりながら面接を受け続ける、しかし自分の軸が分からない状態で結果も出ない負のスパイラル・・・まさに地獄絵図そのものでした。
そんな屈辱を味わったこともあり、2回目の就職活動では甘さの多かったこれまでの大学生活をすべて否定するかのようなスタンスで海外での活動や、自己分析に励んでいきました。
そうした経験を経て、新たに練り直した自分なりの”軸”を基にして挑んだ2回目の就職活動では第一志望の商社に内定、望む結果を得ることが出来ました(内定3社、最終辞退2社)
過去の失敗は全て無駄なのだろうか?
しかし、社会人として何年か商社の仕事を経験して感じることもあります。
それは、1年目の就職活動で軸としていたモチベーション(志望動機)もまた本当の自分を表していたのではないか??ということです。
例えば1年目で私が考えていたのは新聞社に入ってスポーツ記者になって面白い記事を読者に届けたい!!というものでした。
大学時代にスポーツ系のマスコミサークルに入っており、日本一を目指す体育会の取材を行っていたのでその延長線上で同じことを考えていたんですね。
ただ2年目で改めて自分を見つめなおし自己分析を重ねてたどり着いた答えが、”世の中の主役となるような大きく動かす仕事がしたい”、というものでした。
マスコミサークルでの活動も振り返ってみると日本一を目指し、脚光を浴びる選手を追うことは楽しかったものの、どこかで「羨ましい」「自分もあの舞台に立ってみたい」という気持ちもあったのです。(選手たちが陰で血の滲む努力をしていることを忘れてはいけませんが)
やはりスポーツの主役はプレイヤーであり、自分は主役を担いたいんだと。
そこで社会に出たら主役になって世の中を大きく動かせる仕事がしたい!と思い、自分の中で主役の定義をモノやサービス(金融など間接的なものではなく実業)と設定し、商社やメーカー、ITを中心に受けていきました。
この考えは1年目に考えた志望動機をある種否定したからこそ生まれたものです。
自分なりの軸を捻りだしたからこそ、リベンジを果たせたと思いますし、そのことは後悔していません。
しかしながら実際に働いてみて感じたのは、就活1年目で考えていた自分のアイデアや作品(記事)を活かした仕事をしたいといのもまた本当の自分だったなということ。
商社は大規模な組織だけに若手のうちから自分でプロダクトを担当して、自分のアイデアを乗せていくのは難しかったりします(商品や配属の運もありますが)。
もちろん規模の大きな事案に関われることは励みになりますが、一方で手触り感みたいなものの物足りなさを時折感じることはあります。(自分の力がまだまだな面もありますが)
そういう環境下にいると、例えばこのブログで読者の方から反響を頂けると嬉しかったりするんですよね。
お金になっている訳でないですが、自分の経験を基にした記事が周囲の人の共感を得たり、役に立ったりすることは喜ばしい。
そしてその根底では、読者の共感を得れらる文章を作るべく鍛錬してきたマスコミサークルでの経験が間違いなく役立っています。(ちなみに文章力は会社でもたまに褒められます笑)
だから、否定し続けた過去の経験も決して無駄ではなかったのだろうと今振り返ると思います。
一見無駄に見える経験、スキルが後々役立つこともある
誰しもが失敗経験はあると思います。
もちろんそれをなあなあにして流すのが一番よくないですが、否定しすぎることもまたよくないのかなと。
過去にした失敗もそれが能動的に動いた結果のものであれば、その経験が血肉となるのでふとした場面で役に立つ時が来る、
だからこそまずは、今目の前に置かれていることに取り組む、そして失敗しても反省して引きずって否定しすぎない!ポジティブに切り替えていくことが重要なんでしょうね。
自分への戒めのような文になってしまいましたが笑、お付き合いいただいてありがとうございました。
コジオ