【地球温暖化の最前線を目撃】アラスカ旅行記Part3~アンカレッジ編~
こんにちは、コジオです
3回に分けて綴るアラスカ旅行記も今回がラストパートになります。
さて、前回はデナリ国立公園で野生動物を見たところまでお話ししました。(前回の記事
【大自然への切符を求め交渉】アラスカ旅行記Part2~デナリ国立公園編~ - アメリカ商社マンの駐在生活と就職活動について語るブログ)
バスツアーが終わったのが夜23時前、元々予定に融通効かせるため敢えてホテルを予約してませんでした。
デナリ周辺でホテルをとることも考えましたが、翌日午前にアンカレッジ近郊の港から氷河クルーズに参加する予定だったので、なるべく近づくために疲れを押して深夜ドライブすることにしました。
デナリ→アンカレッジは大よそ4時間程度なので深夜3時ころにはアンカレッジに到着する目標で交代で運転開始しました。
眠たい目をこすりながら道を進んでいくんですが・・・
マジで周りに何もない。
建物もほとんどないので光はなく、暗闇の中月明りを頼りに進んでいく感じでなんだかスリルがありました。
そんな明かり一つない環境だからか、星がものすごく綺麗なんです。
緯度の高さもあってか凄く近い距離間でダイナミックに見ることが出来ました。
綺麗な夜空を眺めつつ快調に飛ばしていったのですが、深夜になるにつれ我々の疲労も濃くなり。。。
そして目的地のアンカレッジまであと20分というところでハプニングが発生しました。
もう少しで到着や!と最後の力を振り絞って飛ばして運転していたのですが、突如野生のムースが道を横切ってきたのです!!
道が暗かったのと、オーディオ操作をしていたため気づくのが遅れてしまい、ほとんど衝突、というところまで接近しましたがハンドルを急転回して間一髪回避できました。
あまりにもびっくりして写真を撮る余裕もなかったのですが、イメージはこんな感じです。↓
ビックリしすぎて眠気が一気に吹き飛びました。
このムース(別名ヘラジカ)、普段は温厚で人間に危害を加えることは少ないが、一旦こちらを「敵」とみなすと襲い掛かってくるケースもあり、運転中の衝突で怒らせ、車に襲い掛かってくる事件も頻発しているとか。。
生きていて良かったです。
そんなハプニングドライブも終わり、無事アンカレッジに到着。
仮眠する宿を探すことにしました。
しかし既に深夜の3時ともあってクローズしているところもあり、、いくつか探した後ようやく古いモーテルに空き部屋を発見。
3人で一泊$110と休めだったし、一刻も早く寝たかったので即決しました。
しかし安い理由が分かりました、、、
- シャワーが出ない
- 変なにおいがする
- なぜかリビングに浴槽がある(扉なし)
イメージで言うと超おんぼろなラブホといった感じです。
ピットブルの有名曲、「Hotel Room Service」ではホテルで、モーテルで〇リまくろうぜ!!みたいな歌詞がありましたが、確実にモーテルは歌詞から省くべきだと感じました。
風呂も入る気にならない(というか入れない)ので、我慢してさっさと寝ることに。
そして3、4時間ほどの仮眠を取って起床し、氷河クルーズの発着地であるスワードという港町に向います。
ここではひたすら海沿いの道を走るのですが景色がすごく良いんです。
まるで湖みたいですがこれは入江の一部になっていて、干潮、満潮時で水位が10mも差が出るとか。
行きも帰りも同じ道を通ったのですが、朝の方が満潮に近く、水面に景色が反射する感じがとてもきれいだったのでおススメです。
この海岸通りを過ぎた後はひたすら山道を進み、およそ2時間半くらいで到着。
スワードはこじんまりとした田舎の港町、という感じでなかなか雰囲気は良かったです。
ただ、出発時間が差し迫っておりプラプラする余裕もなかったので、さっさと乗車券を手に入れて乗船することに。
ちなみにこの日は今回の旅行で初めての晴天!!
晴れの日がこんなに嬉しかったのは初めてかもしれません。
しばらく爽快なクルーズを楽しみ、1時間半くらいたったころ、目玉であるホールゲイト氷河に到着。
迫力が凄いですね。。
この氷河は地球温暖化の影響を受けて日に日に崩れ落ちています。
この日も快晴だった影響か、次々と崩れ落ちる光景を目の当たりにしました。
氷河がまさに崩れ落ちる瞬間を激写した、下記動画を是非ご覧下さい。(少々ぶれており申し訳ありません)
この光景はとても印象的でした。
そしてその後は海の動物をいくつか見れました。
のんびり泳ぐシャチや、
岩の上でたむろしているアザラシなど。
ちなみに季節によってはクジラが見れることもあるらしいのですが残念ながら今回は出現せず。
しかし大迫力の氷河や珍しい海洋動物を見ることが出来たので総じて満足し、クルーズを終えました。
さてさて3回に分けてアラスカ旅行記もこれで終わりになります。
振り返ってみると、、
- 氷河や広大な山など大自然を堪能できた!
- 野生動物も見れた!!
- 車でムースに激突しかけるなどアラスカならでは?のハプニングも体験できた!!!
という感じで全体的に満足できる旅行でした。
しかし、やはりどうしても悔いが残るのは、、、
オーロラが見れなかったことです。
こればっかりは天候の運も大きいのですが、
オーロラを確実にどうしても見たい方は冬季に長期間(最低でも見れる場所で3泊程度)で行かれることをオススメします。
私としては赴任期間中にもう一度リベンジするつもりです。
北米だとアラスカ以外はカナダのイエローナイフが有名なので、その辺りに挑戦してみたいですね。
オーロラ体験記を楽しみにして頂ければと思います。
コジオ