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商社マンの雑多なブログ

アメリカに赴任中の20代独身総合商社マンです。現地での仕事や生活、就職活動等について自由に書いていきたいと思います。

【働き方改革の最模範!?】アメリカオフィスで日本と異なる7つのこと

こんにちは、コジオです。

本日は筆者が普段働いているオフィスの環境を少し紹介できればと思います。

現在私の事務所では米国人が9割近くを占めており、オフィス内の雰囲気、働き方含めて日本時代と比べるとガラッと変わりました。はっきり言ってまるで転職したかのような気分です

じゃあ何が違うのか、一言で言うと「自由で機能的」なんですよね。

具体的に以下紹介していきたいと思います。

 

 

①デスクが電動昇降式

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社員全員にボタン一つで上下させることで座り↔立ちを選択できる電動昇降デスクが備わっています。

このデスクは長時間の座りっぱなしによる姿勢の悪化や肩、腰への負担を防ぐ健康面の効果だけでなく、生産性の面でも立ち、座りを頻繁に入れ替えることで体内の血流がよくなり集中力がアップすると言われています。

北米ではIT系を中心に多くの企業で導入されており、グーグルやフェイスブックも導入済みです。日本では楽天が全面導入しているようですが、まだまだ浸透しているとは言えないのではないでしょうか。

ずっと座りっぱなしで仕事してたら猫背まっしぐら、日本企業にも導入したいですよね。スタンドデスクで仕事しているとなんか先進的でテンションが上がります。

 

②テレビ、音楽をかけながら仕事する

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オフィス中央にはDJ的な役割を担う社員がおり、コアタイムを除く時間帯で音楽を流しています。彼は年代、ジャンルを問わず有名曲をチョイスし、洋楽にそこまで詳しくない筆者でも知っている曲を流してくれます。(もちろん仕事をしながらであり、専属DJを雇っているわけではありません笑)

心地よいリズムに乗って業務もサクサク!?進みます。中には自分の好きな曲がかかると大声で歌いだす社員もおり、半カラオケ状態になる時もたまにあります。

また、社内にはテレビも複数台置いてあり、普段は経済番組(Bloomberg TV)を流しっぱなしにしてあります。ただ、スポーツなどのビッグイベントがあるときはそれを流すこともあり、今朝はW杯の日本vsコロンビア戦をつけており大興奮でした。

日本時代はオリンピックやWBCがあっても会社内で見ることは出来ず、はがゆい思いをしていたので非常にありがたかったです。

 

③勤務時間は朝型、残業はしない

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社員の労働時間帯を平均すると、大体7時ー16時くらいとなっています。朝早く出勤して夕方頃には帰宅するイメージですね。出勤時間は業界によって差はあると思いますが、朝型なのは当社内だけの話でなくアメリカ全体的に言えるのかなと思います。

例えば街の様子をみても早起きしてランニングする人が多かったりで、健康に気を使って朝型生活にしている人が非常に多い。(ニューヨークのセントラルパークでは朝にサイクリング、ランニングしている人で溢れていました)

また、基本的に残業する人はほとんどおらず、17時にもなると残っている社員はほぼゼロです。これは多くのアメリカ人が家族や恋人との時間を大切にするという価値観を非常に重要視している点が大きくて、例えば多少仕事が残っていてもその日中にやらなければいけないものじゃなければ早く帰宅し、翌朝対処するスタイルだと感じています。

特に金曜日は顕著で早い人は2時くらいにサラッと帰宅します。独身、恋人なしの筆者はどうすればいいんでしょうか。

 

④ゲームが置いてある

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社内には誰でも楽しめるゲームが置いてあります。といってもテレビゲームのような長時間ハマってしまう類のものではなく、的あての様な軽く体を動かすタイプのものです。

例えばトレーダーが「今日マーケット全然動かないな~」っていう時に気分転換にプレイしていたりします。さっきまで横でいかつく仕事していた米人が楽しそうにゲームしているのを見るとなんだか朗らかな気持ちになります。

 

⑤私服OK

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これは当オフィスならではの特徴かもしれないですが、私服OKでスーツはほとんど着ません。全体的にカジュアルな格好で仕事しており、特に最近は気温が高くなってきたので短パン+Tシャツで出勤する社員もおり、クールビズを通り越したラフスタイルとなっています。

もちろん来客時はきちんとした格好をしますが、それでもポロシャツを着るくらいで、かなり自由度は高いと言えます。ちなみに筆者が現在のオフィスに初出勤した時は背広+ネクタイで行ったのですが、ボスに「ネクタイなんて見苦しいからハサミでちょん切ってやる!」とのお言葉を頂きました。

 

 

⑥休暇取得が頻繁、それも長い

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そろそろバケーションの時期が近付いており、日本でも今頃計画している方は多いのではないかと思いますが、こちらの会社の休暇取得は日本に比べてかなり自由です。

社員によって休みの取り方はまちまちで1週間を年に何回かに分けて取得する人や、中には1ヶ月以上連続で休暇を取得する人もいます。ちなみに行先はカリブ海沿いのリゾート地や、広大なアメリカ台地を車で旅するロードトリップが多いですね。

日本時代は制度上もっと取得できるけど、実際多くの社員は5日程度しか休まないので、大きな違いを感じています。ただ、社員が休みを自由にとれるのも、日頃から担当替えを頻繁に行い、各社員が複数領域をカバーできる状態にしているからこそである点、強調しておきます。属人的ではなくチームで助け合い、働く意識が強いです。

 

⑦夜の飲み会がない

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日本にいる頃から、欧米では仕事後に同僚と酒を飲む機会はあまりないと聞いたことはありましたが、実際働いてみて予想以上でした。

③でも述べた通り家族との時間を大切にするスタイルもあってか、業務後に同僚とつるむことはほとんどありません。誰かの送別会や、誕生日会などはすべてランチで行います。

個人的にはこのスタイルをとても気に入っており、1.無駄に長居せず自分の時間を作れる2.貯金できるという点で非常にありがたいですし、二日酔い出社で午前中機能しないなんてことは一切ありません

 

さて、ざっと7点アメリカオフィスでの働き方を紹介しましたが如何だったでしょうか?プライベートを大切にする、また勤務時は生産性の高さを重視するという点からオンオフをきっちり分けていることが伝われば幸いです。

筆者はまだ働いて二ヶ月ですがこの環境を大変気に入っており、既にアメリカスタイルに馴染んでしまっております。

ネクタイの閉め方なんてもちろん忘れました。気が早いですが、東京に戻った後環境に馴染めるか既に不安ですw

 

ではでは本日はこの辺で。

 

コジオ