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商社マンの雑多なブログ

アメリカに赴任中の20代独身総合商社マンです。現地での仕事や生活、就職活動等について自由に書いていきたいと思います。

【主張することの大切さ】アメリカ生活でのハプニング!!朝起きたら車がなくなっていた話

こんにちは、コジオです。

今日は先日発生したちょっとしたハプニングについて書きたいと思います。

 Where is my car?

週初めの月曜日、朝起きていつものように朝食を食べ、少し眠たい目をこすりながら駐車場に向かっていたのですが、、、途中である違和感に気づきました。

なんかいつも見る風景と違うのです。そのまま進んでいるうちに私はその違和感の正体が何かに気づきました。

「車がないぞ!!!????」

昨日までこんなかんじに車を留めていたのですが、(イメージ図)

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朝来たらもぬけの殻状態になっていました。

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もうこの時点でかなりパニックでした笑笑

アキレス腱負傷中の筆者にとって車は正にライフラインそのもの。

それがないと移動を完全に封じられます。(ケガの様子

アキレス腱完全断裂からの復活体験記 in アメリカ【負傷後2週間】 - アメリカ商社マンの駐在生活と就職活動について語るブログ

大けがした上に車もなくなるなんてどないこっちゃ。。。

盗まれたのか!?いやいや、昨日使ったときはちゃんとカギしたはずだぞ。。。

撤去されたのか!?いろんな考えが頭をよぎりました。

一先ず会社に出社が遅れることを連絡し、アパートの事務所に確認したかったのですが、朝早かったのでまだ営業しておらず暫く待機することにしました。

そして営業時間になりアパートの事務員に確認したところ、「車は間違ったスペースに停めていたので撤去した」とのことでした。

私はもちろん毎月の駐車代を支払っており、駐車スペースは自由と説明を受けていたのですが、自由なのは全区画ではなく一部指定の車しか駐車できない特別スペースがあり、そこに停めていたので撤去されたようでした。(上記写真の"R"という文字がサイン)

そして、車を取り返すには撤去所まで行って罰金$200程度払わなければいけないとのこと。

私自身、料金体系が異なることはその場で初めて知り(駐車場の注意書きは契約書ではなく、別紙の注意事項に記載してあり見落としていた)、また事前の個別アラートもなく強制的に撤去してくる無謀なやり方に相当納得がいかず、撤去料金を返金するようその場で強く抗議しました。

しかしその時対応した事務員は責任者ではなかったので、「あとで責任者が来てから話したいから、撤去料金のレシートを持ってきてくれ」ということになり、一先ず撤去所にUberで向かうことにしました。

車返還!そして交渉へ

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撤去所は人里離れた”いかにも"な場所にありました。

余談ですが、道中利用したUberのドライバーのライフスタイルが印象的だったので下記しておきます。

・40代男性

・30代でドッグシッターの会社を起業、売却

・売却で得たキャッシュを基に奥さんとアメリカや海外を旅行したり、暇なときはUberドライバーをしている。収入目的以上に、いろんな人と話せるから楽しいとのこと。

色んなライフスタイルんがあるんだな~と感心しつつ、「車が撤去されなかったらこの話は聞けなかった、だから俺は幸運だ!!」と自分に言い聞かせました。

 

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受付に行ってIDと撤去料約$200を支払い、無事車をゲットすることが出来ました。

しかし、これで終わりではありません

全額負担することは納得できないので、伝票を持ってアパートの管理責任者と話し合いです。

状況を整理すると、

アパート側の主張

・契約書本体ではないが駐車スペースの注意書きは別紙に記載していた

・撤去リマインドもアパートの共有掲示板(ログインしないとみれないやつ)で告知していた

コジオの主張

・契約書に書かれていなかったので認識していなかった

・リマインドが ログインしないと見れない、しかも個別ではなく掲示板に書く形というのは一方的なコミュニケーションじゃないか

・別紙に記載するなら文字だけでなく地図付きで指定エリアを表記するなど、分かりやすくするべきじゃないか

話し合いの結果、両者に非があるだろうということで費用を半分ずつ負担、$100は来月家賃から控除してもらえることになりました。

トラブルを振り返って

今回の事件は私の誤認識、アパート側のアラート不足が原因で発生しましたが、印象的だったのはルールを破った者への処罰は容赦ないということです。

日本であれば違法駐車があった場合、罰金は課せられることがあっても強制撤去することはほとんどない、仮に撤去するにしても持ち主に予め直接警告を入れた上で行うと思いますので、処罰のスタイルに差を感じました。

まあ、そもそも一定の区画以外は駐車自由というアバウトな管理方法がトラブルの原因な気がしますが。。笑

ただ、その中でも自分の非を認めつつも相手側の非も具体的に指摘することで費用を半額にできたのは良かったと思います。(図々しいと思われる方もいるかもしれませんが)

仕事でもそうですが、黙ってるだけでは相手も動かないですし、やはり声を上げて主張することが大事なんだと痛感しました。

この話を職場の同僚にした所「お前はアメリカに来て3ヶ月で大けがをして、車を撤去されるなんてクレイジーだ!!」といって笑われ、ネタにされています。

彼はこんな動画を見せてくれました↓ 車を見失った青年達のfunnyなやり取りです。


Dude, Where's My Car? Where's Your Car, Dude?

 もうトラブルを起こすのはこりごりなので笑、平穏な日常生活を送れるようにしたいものです。

ではでは今日はこの辺で。

 

コジオ

【野望欲望、全て包み隠さず伝えます】私が総合商社を第一志望にした理由

こんにちは、コジオです。

今日は就職留年を経て第一志望の総合商社に内定した筆者が"そもそもなぜ総合商社を志望したのか?"、について紹介させて頂ければと思います。(就職留年体験記

【就職留年→インド渡航→第一志望企業内定】就職活動の地獄と天国を味わったことで得た気付きと教訓 - アメリカ商社マンの駐在生活と就職活動について語るブログ

しかし、ただ面接のときに語っていた志望動機を述べるだけでは面白くないので、面接官には言えなかったホンネの部分も含めてお伝えします。

表向き、裏向きと分けて書いていますが、どちらも嘘や誇張は一切なく当時の筆者が考えていたことをそのままお伝えします。

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 総合商社の志望理由~表向き編~

①海外(とりわけ新興国)を対象に働きたかった

一年目の就職活動に失敗した筆者は、大学を休学して3か月間ほどインドでホームステイをしながらボランティア活動に励んでいました。

電気や水道などのインフラはままならなず生活水準は低い一方で、勤勉で将来の成功を強く望む学生が多く、インドという国の成長のポテンシャルを感じました。

私は働くならそういう伸びしろの大きいものの成長に貢献する仕事がしたいと思うようになり、既に生活水準がずば抜けて高い日本より未発展の途上国を対象に働きたいと考えるようになりました。

 

②金融ではなく物 or サービスを扱いたかった

仕事にするなら主役になって大きく世の中を動かすことがしたいな~と漠然と考えており、私の中ではお金はモノやサービスを利用するための間接手段であり、直接的に人々の生活に貢献しているのはあくまで物やサービスだと位置づけていました。

ですので、商社やメーカー、ITや通信といった業界を中心に受けました。

 

③自らの発想やアイデアを生かせる環境で働きたかった

元々サークルや、インドの日本語学校でのボランティア活動を通じて自分のアイデアを形にすることに楽しみを覚えてきました。

商社であれば特定のもの(自社製品)に縛られることなく、比較的自由にネットワーク機能を活かしてビジネススキームを生み出す環境があると考えました。

 総合商社の志望理由~裏向き編~

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さて、ここからは面接官にも語らなかった内なる志望理由について説明します。

欲望丸出しで行きます。

 

①東京都心で一人暮らしができる高い給料or住宅補助がでる企業がよかった

都内出身、大学も都内のためずっと実家暮らしだった私は、都心での一人暮らしに対する憧れがとても強くありました。

親にも、誰にも干渉されず自分のペースで生活できる、友達や女の子を呼べる、そんな環境で生活をしてみたかったのであります。

総合商社であれば若手のうちから高い給料を貰えるので実現可能、またもう一つ内定を頂いた大手日系IT企業も7万円程度の補助が出ると聞いていたのでここも志望度が高かったです。

ちなみに駐在前は恵比寿に住んでいたのですが、遊びよし、アクセスよし、雰囲気よしの全てが整った街でまあ大いに楽しかったです。(貯金はすり減りました)

 

②勤務地は東京or海外がよかった

勤務地も筆者にとっては重要なファクターであり、私は「日本の地方で働く」ことは避けたいと考えていました。すべてを否定するわけではないですが若いうちなら刺激の多い都心で暮らしたいと考えていました。

また、刺激という意味では海外の全く異なる環境で生活することも前向きに捉えていました。

総合商社は若手のうちは地方配属になることはレアケース、一方で海外駐在の機会は多いということで私の願望にフィットしました。

 

③周りから「成功」と思われる一流企業に入りたかった

就職活動を失敗してプライドをズタズタにされた私は、二回目の就活では「何としてでも成功し、周りを見返したい」という気持ちがモチベーションになっていました。

内定を得た総合商社と、大手IT企業の2社のどちらかで迷ったのですが、仕事内容もそうですが「ネームバリュー」も決め手になったと今振り返ると思います。

 

④モテたかった

 これはシンプルですね笑 シンプルにモテたかったんです。

商社マンになって華金銀座で合コンゲームからのカラオケオール~~的な絵にかいたようなことを体験してみたかった。

特に筆者は大学時代そこまで遊んでなかったので尚更その願望が強かったのであります。(厄介ですね。。。)

経験してみて、その手の派手な遊びは得意じゃないことに気づきましたが笑

しかし仕事柄お食事会等々の誘いはやはり多めです。

 

さて、いかがだったでしょうか。

面接で話せること、そうでもないこと含めて包み隠さずお伝えしました。

最後に念押ししたいのは「仕事の内容だけではなくライフスタイルを含めて志望企業を選別すべき」ということです。

面接で喋る内容は主に前者だと思いますが、勤務地や給料といった条件もとても重要だと思うので、ここも真剣に考えた方がいいです。

転勤したくないのに無理して「転勤可能です!」と言って内定してもその先が不幸になります。志望動機、自己PRの内容をピカイチにするのもいいですが、どういうライフスタイルを送りたいのか、この点について熟考して企業を選別されることをお勧めします。

 

コジオ

 

 

 

 

 

【洋楽でポップに楽しく日常会話】コジオ流おススメ英語学習法

 

こんにちは、コジオです。

今日は折角アメリカにいるので英語学習について、私のおすすめ方法をご紹介できればと思います。誰にでも楽しくできる方法です。

 

 

筆者は現在会社まで20分ほどかけて車通勤しています。車内での過ごし方はこれまでは現地のラジオを流しっぱなしにする、というものでした。

これでも多少英語の勉強になるのかな~と思っていたのですがある時あまり効果はないんじゃないかということに気づきました。

理由は①節々の単語はわかるけど、単語の喋りのスピードが速すぎて文の繋がりが分かりにくい、②わからない単語が出てきても、文字化されてないので調べられない(というか運転中なので辞書を取り出して。。とかは無理)

これを解決するためにあるアプリを導入することにしました。

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「Musixmatch」で好きな洋楽を聞きながら楽しく勉強しよう!!

 

「Musixmatch」という歌詞付き音楽再生機能を紹介します。

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https://www.musixmatch.com/ja
 

こちら、Apple Musicなど音楽再生アプリと自動で連携して、歌詞を表示してくれる機能です。

 

邦楽の場合は日本語、洋楽の場合は歌詞の英文と日本語訳を同時に載せてくれます。

このアプリの優れたところは、歌詞がリアルタイムで流れるところです。

例えば、スマホでインターネット検索して歌詞を調べることもできますが、歌詞全体を映したものだと「今流れてるのはどこの部分なのか?」が特に洋楽だと非常に分かりにくいです。

このアプリを通すことで、今聞こえた歌詞が英語で何と言っているのか、どんな和訳になるかについてすぐ確認することが出来ます

私は朝の通勤時にこのアプリを開きながら好きな音楽をかけ、シャドウィング(音声を聞いた後即座に復唱する勉強法)をしています。(携帯画面は上方に固定して運転に支障ないようにしています!)

洋楽が日常英会話に有効な理由

 さて、一方で洋楽を聞いても勉強になるの?という意見が聞こえてきそうですね、、

私的にはビジネス英会話には大した効果はないが、日常会話には大いに役立つ

と考えています。その理由を下記したいと思います。

 

①省略発音の詳細が分かる

英語リスニングで最も大きな壁の一つであるのが語尾と語尾を繋げて端折りながら話す省略発音ですよね。

例えば"I want a~"と話す際、発音上は”I wanna~"となります。

こういう話し方が特に日常会話で多く用いられるので、最初はとても苦労するのです。

しかし、会話中に「今話した言葉を文にしてもらえますか?」なんて当然言えないですよね。

そこで、このアプリを使えば「端折り英語のオンパレード」である洋楽の歌詞をすぐさまチェックできるので、省略発音の詳細が理解できるわけです。

 

②フランクな会話で使う単語が学べる

洋楽の歌詞には恋愛や日々の生活を綴った物が多いです。

従ってそういった「シーンを一つひとつを適切に表現する単語が何か」を学びやすいといった側面があると思っています。

例えば、「彼女(彼氏)と別れた」を英語でいう時、 どういう単語を用いるでしょうか?

別れるを単純に日本語→英語脳で訳そうとするとdivide?split?などが思い浮かぶでしょう。

しかし、正解は「break up with girlfriend(boyfriend)」、です。(ちなみに夫婦の場合はseparate)

単純に頭の中で日本語から英語に変換しようとすると、中々出てこない表現と思います。

洋楽にはこうした表現が多数ちりばめられているので、非常に有効です。

 

③楽しく学べる

最後にシンプルだけど大切な点です。

英語は得意じゃないけど洋楽は好き、っていう人結構多いと思います。

しかし、どうせ聞くなら歌詞の意味を理解して聞いた方が面白くないですか?

実際、元々メロディーが気に入って好きになった曲でも、あとから歌詞を理解することで、その曲をより深く好きになりますし、カッコいい表現があったら会話で使いたい!!という気持ちにもなります。

そうやって積極的に使いたい単語を増やしていけば、自然とシーン毎で適切な単語をチョイスする語彙力もつくと思います。

 


[和訳&Lyrics]The Chainsmokers&Coldplay-Something Just Like This

 

 最後に筆者の最近一番のお気に入りである、The Chainsmokers&Coldplayの「Something just like this」という曲の一節を紹介したいと思います。

日本でもファンが多いと思いますが、私もチェインスモーカーズが大好きです。

この曲は少し自分に自信がない男に対して彼女が、「スーパーヒーローみたいな力は持っていなくても、そばにいてくれて温もりを与えてくれるあなたが好き」と声をかけ、その男自身も「凡人でも隣で君を愛し続ける男ででありたい」といったものです。

以下特に気に入ってる歌詞の一節↓

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

I'm not looking for somebody

With some superhuman gifts 

私は人並み外れた特別な力を持った誰かを求めてるわけじゃないの

Some superhero

あのスーパーヒーローみたいに華々しくて 

Some fairytale bliss

あのおとぎ話のような幸せではなくて


Just something I can turn to
Somebody I can kiss

ただ、私に寄り添ってくれて

そして優しくくちづけする、そんな誰かを待ってるの

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

なんて素敵でロマンティックなんでしょうか、、、、

気に入った歌詞があれば頭に残りやすいので、日常会話で積極的に使っていきましょう。

例えば先日、私はNBAレイオフ観戦という長年見た夢を実現してきたのですが、

(興奮の様子

【大興奮】給料はたいてNBAプレイオフ ファイナルをコートサイドで観戦してきた話 - アメリカ商社マンの駐在生活と就職活動について語るブログ

後日友人に感想を聞かれたとき、

「It was like fairytale bliss!!!」(まるでおとぎ話のように幸せだった!!)と早速引用してみました。ただHappyというより深みが出ると思います。

ややミーハーな気もしますが笑、こうして使える語彙を増やせばユーモアも磨かれると信じています。

 

皆さんもビジネス英語やTOEICの勉強で頭が凝り固まった時や、仕事終わりの電車内で疲れてるけど、サクッと勉強したいとき等にこの方法を是非試してみてください!

 

コジオ

 

就職留年して成功をつかみ取るために必要な5か条【断固たる決意!?】

 こんにちは、コジオです。

もう七月ですね、就活生の方は面接が解禁されてから約一か月たち、第一段階の白黒はついたころですかね。

既に希望通り内定を得て落ち着いた方もいれば、納得いく結果を追い求めて活動を続けている方もいると思います。

そして、中にはこれまでの活動への後悔から「留年してもう一度就活に挑戦したい!」と考えている人もいるのではないでしょうか。

ただ、留年することはとても大きな決断ですし、実際に留年して翌年いい結果を得ることが出来るか不安な面も大きいと思います。

しかし、結論から言うと、、

正しく努力すれば就職留年はビハインドにならず、望む結果を得ることが出来ます。

今日は私が思う就職留年で成功するための秘訣5点について、随時私の事例も交えながら紹介します。

今回も私の独断と経験に基づいた話ですが、その点ご了承頂ければと思います。

 

①1年目で失敗した原因を分析し、それを踏まえてなぜ留年という選択をするのかを人に説明できるようにする

最も重要な点といっても過言ではないです。

まず一年目の就活で自分がなぜ失敗したのか、自分なりに考えて分析してみて下さい。

この分析で明確な原因を突き止められたら、その点を改善することで2年目で成功する見込みも出るでしょう。

逆に言うと自分なりに精一杯、正しい努力したのに結果が伴わなかった場合は伸びしろが低いといえます。

 

なんとなく同じように来年度も就活して結果が出ることはありません。

 

留年せずに、そのまま就活を続けた方がいいケースもあると思いますので、まずは自分なりに敗因を分析し、その点を改善すれば次年度上手くいくのかどうか考えてみてほしいと思います。

筆者の例を紹介すると①業界を絞りすぎた、②自己分析が浅すぎた、③学生時代にやり残したこと(海外経験)があり、それが目的意識を持って取り組めることだと思ったという点があり、自分の経験値、スペックを高めた上で、やり方を修正して挑めば伸びしろがあると判断したことから、留年して再挑戦することにしました。

(詳しいいきさつ

【就職留年→インド渡航→第一志望企業内定】就職活動の地獄と天国を味わったことで得た気付きと教訓 - アメリカ商社マンの駐在生活と就職活動について語るブログ

 

②留年期間中に1年目で足りなかったことを補強するためのプランを練り、行動に落とし込む

さて、その上で留年すると決めたならこの一年間どのように行動するか考えましょう。

次年の就活までどう過ごすかは非常に重要です。

この時を期をいかに実りあるものにするかが、次の就活で成功を収めるキーになります。

各自で1年目に足りなかったことを補強するために目的意識を持って生活することは必須でしょう。

逆に言うと単位をほぼ取り切った、または部活動、サークルを引退した学生であれば時間が十二分にあるので有効活用すれば大きく成長するチャンスにもなりえます。

私の場合は1年目の就活を通じて海外、とりわけ新興国の成長につながる仕事がしたいという問題意識を持ったので①インドでボランティアをしながらの長期滞在、②TOEICの勉強の2点に取り組みました。

当然ながら留年生は現役生に比べてビハインドを背負っているので、現役生に大きな差をつけるべく目標を高く持って生活することが重要です。

私の場合インドでは現地人が通う日本語学校で日本文化を教えるなど他の人にはできない体験をし、空き時間にひたすら自己分析をしました。また、TOEICでは900点超えを目標に据え達成しました。

 

③自分の軸をみつけ、それに見合う企業をなるべく幅広く受ける

2回目の就活では失敗は許されません。

そのリスクを軽減するためには業界を絞りすぎず、なるべく多くの会社を受け、複数内定を貰うことを目標にするべきかと思います。

しかし、闇雲に多くの企業を受けても志望動機が考え付かない!といった声も上がると思います。

そこで志望動機を作るコツとして、「自分のコアとなる価値観を汎用的に用いる」というテクニックを紹介したいと思います。

例えば私の場合、元々小さなものを大きく成長させること、伸びしろのあるものにモチベーションを感る人間だったので

伸びしろの在る新興国を対象に働きたい→商社、メーカー

技術革新が頻繁で、伸びしろの在る業界に行きたい→IT

というように使い分けていました。

もちろんこれも自分の大切とするコア、価値観を明確化しないと始まらないので、まずは自己分析が何よりも大切と思います。

 

④参加する学生がレベル高めの就活コミュニティに入る

留年生というのはどうしても少数派ですので、時として孤独になりがちです。

しかし、独力で就活を進めることは大きなリスクです。

それは1.情報弱者になりやすい、2.自己PR、志望動機のアウトプットの機会が減る、3.気楽に話せる友人がいないと精神がすり減りやすくなるというデメリットがあるからです。

ですので何かしらの就活コミュニティに入ることをお勧めします。

ただ、意識してほしいのは自分よりレベルの高い学生が多めのコミュニティに入るという点です。

率直に言ってしまうと一回失敗している時点で大してレベルが高くないわけですから、そのことを受け入れた上で自分を高めるために刺激の多い環境に身を置きましょう。

レベルの高い学生と互角に渡り合えるよう志望動機、自己PRを練っていけば必然的に就活戦闘力が上がりますし、面接でも「コイツ優秀だな」感がでます。

私自身、商社志望者の会というコミュニティに参加し、ハイスペック学生と模擬面接、志望動機の添削等を繰り返したことで、自信を持って本番に臨むことが出来ました。

ということコミュニティの選定は超重要です。

仮に参加したコミュニティがレベル低いなと思ったら、とっとと他のコミュニティを探しましょう。

 

⑤プライドを捨てる

最後に精神論を持ってきてしまいましたが、これもかなり重要です。

就職留年するというのはやはりマイナスレッテルですし、大学のゼミ、部活、サークル内でそのことすぐに噂になります。

また、一年遅らすことで後輩と一緒に就活することになるので、説明会でバッタリ遭遇!なんてこともザラです。

私自身そのような場面があり、あの人やっちゃたんだな。。的な目で見られプライドをへし折られそうになったこともあります。

しかし、その様な状況を招いたのは自己責任ですから無駄なプライドは捨てて淡々とやるべきことに集中すべきです。

後輩に遭遇したら自分から爽やかに挨拶して積極的に情報交換しましょう!

 

最後に

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※引用元:スラムダンク31巻26貢(著:井上雄彦

 

さて、ここまで就職留年で成功を収めるポイントを説明してきましたが如何だったでしょうか?

これを見てなんだか就職留年しんどそうだな・・・と思った方もいるでしょう。

ビハインドを跳ね返すには強靭な精神力を保ち、周りの学生の数倍努力し続けることが必要です。

まさにスラムダンクで言うところの断固たる決意が必要です。

なので私自身は成功した部類に入ると思っていますが、正直万人にはお勧めしません

就職留年すれば周りの目が気になったり、仲のいい友達との卒業旅行に行けなくなるなど辛い面もありますいね、、

しかし、それでもなお自分が心から望む進路先を見つけ、自分らしい人生を歩みたい、そのために努力を続ける自信があるのであればトライする価値はあると思います。

この記事が少しでも今悩んでる方の参考になれば幸いです。

 

コジオ

 

アキレス腱完全断裂からの復活体験記 in アメリカ【負傷後2週間】

こんにちは、コジオです。

今日は先日バスケットボール中に負った左足アキレス腱完全断裂の治療の進捗について書きたいと思います。(ケガした時の様子は前回記事です、コチラ

治療方針の決定~手術か、自然治癒か~

前回の記事で負傷後、応急処置としてギブスを足に巻いてもらったところまで記載しましたが、その後より精密に調べるために市内の大病院でMRI診察を受けてきました。

診断の結果、、、やはりアキレス腱は完全に断裂していると医師からのコメント。

予想はしてたものの、いざ聞くとやはりショックなものでした。。

しかしショックを受けている間もなく医師から治療方法をどうするかと決めてくれと言われました。

具体的には、①オペで強制的に断裂した腱をくっつける手術療法、②手術をせず、腱が自然に再生されるのを待つ保存療法の2択でした。それぞれのメリット、デメリットについて大まかに下記します。

 

「手術療法」

メリット

・再断裂率が低い(2~5%程度)

・完全復帰までの目安が保存に比べてやや短い(5か月程度)

デメリット

・手術費が高い(保険込みで7万円程度ですが)

・入院が必要、会社を休む必要性

・まれに手術の傷口から感染症が起こるケースあり

「保存療法」

メリット

・オペをしないので傷を負わない

・会社を休まなくてもよい

・治療費が安く済む

デメリット

・再断裂率が低い(10~20%程度)

・ギブスでの固定期間が長い(6週間程度)ので、筋力低下が起きやすく復帰までの期間が手術より長くなりやすい。

医師曰く、手術でも保存でも完全治癒後の可動性は特に変わらないが、アメリカでは手術の方が主流であり、特に私くらいの年齢でスポーツもするのであれば手術の方を勧めるとのこと。

私はセカンドオピニオン も聞いてみたかったので、一先ずその場は保留にして翌日別の病院へ行きました。その病院でも一般的に私くらいの年齢だとは手術のケースが多いが、大差はないので任せるとのコメントでした。

保存療法を選択!

その後家に帰ってインターネットでアキレス腱治療についてを片っ端から検索。

メリットとデメリットを踏まえて保存療法を選択することにしました。

理由は下記のとおりです。

・デスクワークなので焦って治す必要がない

・保存療法は再発率が高いが、これはほとんどリハビリ中に無理をしすぎて再断裂するケースであり、細心の注意を払えば問題ないと判断

・スポーツ選手でも保存療法で復帰した人もいる(例えばクルム伊達公子

・正直手術が嫌だった笑

 特に最後の理由は大きくて、私は以前肩の脱臼を直すため全身麻酔で手術を受けたことがあるのですが、麻酔の切れた後の1~2日はまあ痛くて夜中に何度も寝返りを打っていました。その記憶が尾を引いて今回は手術は選択しないことにしました。

アメリカでは保存療法は少数派とのことですが、リハビリをしっかり頑張って早めに治すことを決意しました。

ギブスから歩行用ブーツへ

ところで初診時に足に巻いていたギブスですが、歩行用のブーツにすり替わっています。

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なんだかいかついですね笑

このブーツは靴の底、かかと側に下敷きを入れることで、つま先に体重が乗ることを防いでくれる優れものです。

また、取り外しができるのでシャワーも楽に浴びれるようになりました。

これがめちゃ大きくて一気に快適になりました。

ギブスは取り外しできないし、蒸れてかゆくなるしでかなり苦痛だったので。。

また、リハビリの観点からも有効で、外している間に足の指を動かして血行を良くしたり、歩きながら治療することで筋力低下も防げるので、ただ固定しているよりかは治療期間の短縮化が期待できます。

また、嬉しいことに職場の同僚が画期的なものを貸してくれました。

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これ、片足を載せてもう片方の足で漕ぐキックボードの様ようなものなんですが、松葉杖に比べて力を入れずにかつ早く移動できるのでかなり楽チンです。

これを使って移動している光景は滑稽ですが快適さには勝てません笑

優しい同僚がいてくれて助かりました^^

海外の病院で治療を受けることは大変なのか!?

さて、最後に一通り診察を受けた中で感じた外国の病院で診察を受けることのハードルについて話したいと思います。

慣れない国、言葉も通じにくい環境下でケガというセンシティブな事象に対応することは、とても難しいんじゃないか!?と思われる方も多いと思います。

ただ、結論から言うとアメリカの話で言うとあまり心配する必要はないというのが感想です。

保険対象内となっているような大きめの病院であれば、電話による翻訳サービスが置いてあるところがほとんどなので、英語に不安がある人でも大丈夫かと。(私は最初の方は利用していたものの、最後はやりとりがめんどくさくて使ってませんでしたが)

また、治療方針、注意事項について毎回紙に記載の上渡してくれるので、それも安心材料です。この点思ったよりも親切で、いい意味で意外でした。

 

ブーツ付きの条件ですが歩行を開始できるようになったので、この調子で治療を進めて早く装具なしで歩けるようになりたいですね。

来週から週一くらいのペースでリハビリ通院するので頑張っていきたいと思います。

 

コジオ

 

 

 

【就職留年→インド渡航→総合商社内定】就職活動の地獄と天国を味わったことで得た気付きと教訓

こんにちは、コジオです。

今日は筆者の就職活動のいきさつについて紹介させてもらえればと思います。

筆者は就職留年の末現在働く第一志望の総合商社から内定を得ることができました。

その過程について、簡単な流れを下記します。

 

・就職活動1年目はほとんど内定をもらえず大失敗

・就職留年、休学してインド渡航を決意

・インドでボランティア活動に励む

・帰国後就職活動を再開、第一志望の総合商社に内定

 

今コラムでは私が就職活動で味わった苦渋と困難、そこからどのように再起し、第一志望の企業から内定を得たか、その内容について時系列で説明できればと思います。

もう5年位前の話なので今更感もありますが、これから就職活動を控える学生の方の参考に少しでもなればなと思ってます。

 

 

 

どこにでもいる平凡な学生

時は2011年、、、当時筆者は大学三年生、就職活動の真っただ中でした。大学生活では主にサークル活動に励んでおり、マスコミ系のサークルで大学スポーツ新聞の記者をやったり、サッカーサークルでリーグ戦の一部昇格を目指したいたりしていました。

勉強はあまりしておらず、ゼミにも入っておりませんでした。表題では平凡な学生と書いていますが、むしろ平均以下の学生だったな、と今振り返ると思います。

 

第一志望は大手マスコミ、就活を甘く見ていた勘違い野郎

さて、そんな平均以下の学生だった私ですが、就職活動での第一志望業界は新聞社や通信社などのマスコミ系、採用人数も限られた最難関業界の一つです。

元々スポーツ記者に興味がありサークルでもそのような活動をしていたので、その延長線上で将来記者になってプロスポーツを取材出来たら楽しそうだな~と思っていたのですが、そもそもなぜ記者になりたいのかの自己分析を大してせず、また時事問題や作文といったマスコミ業界固有の対策も直前数か月のみという中途半端な準備でした。

マスコミ業界以外も大手企業を中心にいくつかESは出していたので「マスコミが落ちたら、どこか他で受かった企業に行けばいいかな~」と軽い気持ちで考えていました。

 

人生最大の挫折、就職活動での大敗

さて、4月を迎えていざ本番、期待を胸に膨らませながら面接に臨みましたが、、、結果は連戦連敗、それもほとんどの企業が一次か二次面接で落選というとても厳しいものでした。それもそのはずで、自己分析、業界分析を大してやってなかったので志望動機が非常に浅はかであいまいだったのです。

これまで学生時代にやってきた活動や自分自身ついてはもちろん説明できたのですが、そういった自分がなぜその業界、企業を志望するに至ったか全く説明できなかったんですね。就職活動の基本を疎かにしており、サッカーで言えばインサイドパスができないまま試合に臨んだようなものでした。(文章にしていても恥ずかしいレベルですが、、)

次々とくるお祈りメール、4月後半になると持ち駒もなくなり私は八方塞がり状態に陥りました。周囲の友人は既にほとんど進路を決めており、飲み会をしたり夏休みの話をするなか、私は泣きながらまだ募集のある企業を探してエントリーしました。

しかし、自己分析の甘さもあり心から行きたいと思える会社を見つけられず、また会社側から見ても悲壮感漂う私を採用する気もちにはならなかったのでしょう、上手くいくことはありませんでした。

私は自分だけ活動に縛られ結果も出ないことに大変苦しみノイローゼ気味になりました。季節も気付いたら初夏になっており、どんどん暑くなる中でブラックスーツを着て面接に行くことは苦痛以外の何物でもありませんでした。

 

大都会のビル群を見て芽生えた気持ち

そしてその後も芳しい結果を得られずダラダラと活動を続けていた7月のとある日、私は汐留にある会社での面接を終え、「今日も手応えなかったな~」とぼんやりしながらベンチに座ってビル群を眺めていました。

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そして、「このまま自分の軸を明確に持たないまま活動しても納得した結果を得られるはずはない。意味ないんじゃないか!?」と思いました。またふと同時に、「日本は生活水準も高く、色々なことが満ち足りている。一方世界では経済的に発展していない国も多い。仕事をするならそういった国の成長に関われる方が伸びしろも大きくやりがいがあるのでは?」という考えが芽生えました。そして視野を広めるために、大学生活で少し興味はあったけど、なんとなく遠回しにしていた海外長期滞在にトライしたい気持ちになりました。

この時初めて就職留年して海外経験を積み、もう一度就活に挑むことを考えました。

大学休学、インド渡航

さて、じゃあ実際に留年すると費用はどれくらいかかるのか?渡航先はどうしようか?等色々と調べ事です。まず大学の休学制度を見たところ、当時は具体的な理由があれば年間20万程度の施設利用費を払うだけで学費は免除という休学措置があり、これを利用することに。

今振り返ってもこの制度は学生の選択肢を広められるとてもいい制度だったと思います。

また、海外渡航については民間のボランティア団体でホームステイできる行先を探しました。

そしてその中でインドの中学校でのボランティア募集があったので私はこれに応募することにしました。

なぜ語学留学ではなくボランティアにしたのか、またその中でなぜインドでホームステイすることにしたのか理由は下記です。

①価値を受け取る側でなく、人に与える活動をしたかった

②インドは途上国の中でも生活水準が低くそれにどっぷり浸かって体験してみたかった、一方で大きく経済成長中であり正と負の部分を体感できると思った、

公用語が英語

④常識が通用しないハードなイメージがあり、自分を鍛えられそうだった

平たく言うと厳しい環境に追い込んで自分を見つめなおし、将来の目標を決めよう!という気持ちでした。

親にもプレゼン資料を作って説明して納得してもらい、渡航、生活費用約30万円と休学費用20万円、おおよそ50万円ほど借りて休学することを認めてもらいました。

 

インド生活、予想外の出来事の連続

さて、9月になりいよいよインドに出発です。3ヶ月の渡航予定でしたが初めての海外長期滞在、それもインドという正体不明の国の田舎町に済む予定だったので、渡航前日は不安で夜も眠れませんでした。

そしていざインドに着陸、勤務予定先の中学校に到着したのですがそうそうにパンチを食らいました。

管理者:「いまここは人手でいっぱいだから君は保育園に行きなさい」

コジオ:「Whats!??(なんだと!?)中学生向けに教えたいことを考えてきたからここで働けないか」

学校の管理者:「それは無理だ。とにかく保育園に行きなさい」

コジオ:「・・・」

 

私は空いた時間で日本の文化を伝える授業をしたいと思って、準備していましたが相手が英語もわからない幼稚園生では難しいでしょう。その時は愕然としました。

しかしどうすることもできないので管理の適当さに怒りを覚えながら、仕方なく保育園を運営しているホームステイ先に移動しました。

そしてお世話になる家に到着したのですが、、、生活環境はなかなか厳しいものでした。

まず食事ですが朝昼晩毎食カレー、そして味付けが独特で正直あまり口には合いませんでした。(作ってもらっているのでありがたく毎回残さず食べましたが)

また、住環境で辛かったのはシャワーは冷水しか出なかったことです。

私がいたのはバンガロールというインド南部の都市からバスで一時間ほどかけたとこにある田舎町、標高2千メートルほどだったのでインドにしては涼しい場所だったんですね。

だから冷水シャワーは余計に辛く、シャワーを浴びる前に毎回腕立て伏せ100回して体を温めるようにしていました

そんな環境だったのですが平日昼間は慣れない子供の保育に勤しみ、空いた時間で絶対内定を使った自己分析、英語学習を重ねていました。

 

日本語学校との出会い

そんな形で日々の生活を営んで約一か月が経ちました。生活には慣れてきましたが、同時に渡航目的の一つである「周囲の人に価値を提供する活動」を十分に出来ていないことに焦りを感じてきました。

もちろん保育も立派な仕事なのですが、慣れていないこともあり、自分が役立っていると心からは言えなず悶々とする日々。

そんな中インターネットをしていたら、バンガロールにインド人が経営する日本語学校があることを発見。日本文化を学ぶが大学生や日系企業で働くインド人が通っているようでした。

私はここでなら自分の価値を発揮でき、また当初考えていた日本文化を伝えることもできるのではと思い、突撃訪問して「ここでボランティアさせてください!」と志願しました。

先生はそれを快諾してくれ、以降平日は保育園、土日は日本語学校で働くことに。

また、日本語学校では毎週一時間もらって、生徒に対して自由に講義することを認めてくれました。

それからというものの、平日は毎日保育園での業務が終わったら、講義の内容を考えることに夢中でした。

プレゼンの内容を考えることはとても楽しく、なぜなら自分のアイデア、企画を実行して人の役に立てることを、直接肌で感じ取れるからです。

また、今振り返るとプレゼンは基本英語で行っていたので、この時のプレゼン作成活動によって英語力がかなり上昇したと思います。

インド人の生徒は積極性が強く質問も頻繁に投げかけてくれるのでとてもやりがいがありました。

就職活動で社会から否定され続けた私にとって、直接「ためになった」「ありがとう」など言葉をかけてくれることはとても嬉しく、生活環境は悪かったですがそれが全く気にならないくらいの充実感で日々を過ごしていました。

暖かいシャワーも浴びれない、食事も満足にとれない中でしたが、日本語学校では日本人は私だけ、私が話すことが生徒の日本に対するイメージを植えつけることになるので、実のある内容にしなければいけないという不思議な使命感が私を突き動かしていたのです。

そうして働いている内に、あっという間に12月の帰国日が迫ってきました。私としては日本語学校の仕事が楽しかったのでもう少し滞在したかったのですが、帰国して就職活動も再開しなければならなかったので少し物足りなさを感じながらも帰国の途につきました。

インドを離れるのは寂しかったですが、帰国日には家族が空港まで迎えに来てくれて、実家で温かいお風呂(3か月ぶり)とお刺身を堪能し、「やっぱり日本は最高だな~」としみじみと実感。

暫く制限されていたからこそ、久しぶりに味あう時の喜びは格別でした。

↓写真は帰国直前に立ち寄ったガンジス川の日の出です。3ヶ月の滞在で感じたこと、日本に帰国してからのことなど色々な思いに耽っていました。

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 帰国、就職活動再開

 

さて、日本に帰ってほっとしたのは束の間、就職活動の再開です。

帰国した時には既に就活解禁されていたので、急いでキャッチアップする必要がありました。

2度目の就職活動、これを逃したら後はないという気持ちで妥協ないよう、具体的に下記三点を意識して挑みました。

①自分の軸を明確化し、それに見合う業界を幅広く受ける

昨年の就活では自己分析を曖昧にしたままマスコミを中心に対策しており、不必要に視野を狭めてしまった、結果内定がほとんどもらえなかったと経緯がありました。

2年目はその反省を生かしてインド滞在中に捻りだした自分の軸をベースとし、それに当てはまる企業をなるべく幅広く受けるようにしました。

就活は時として内定取得ゲームと比喩されることもありますがこれはある意味正しくて、複数内定を得なければ企業を選ぶ権利もなくなりますし、第一志望の企業から内定を貰えないリスクも考えて、まずは優先順位をつけつつもなるべく多くの内定を得ることを目標にしました。

 ②志望動機、自己PRのアウトプットを繰り返す

これまた昨年度の反省なのですが、OB訪問や就活生同士のコミュニティへの参加などの活動に消極的であったので、ESや志望動機の添削をしてもらう機会をあまり作れず、結果本番で浅はかなESを提出することになってしまいました。

ですので2年目はOB訪問時に必ずそれらを準備して、社会人の方から見てどう思うかの感想を聞いたり、商社志望の学生が集まるコミュニティに参加して互いにESをブラッシュアップする機会を積極的に作るようにしました。

 やはり、こういうのって自分で完璧!と思っても、周りから見たら伝わっていないこととか往々にしてあるので、アウトプットして周りの意見を素直に聞くこの繰り返しが大切です(社会人になってもこれは当てはまりますね。。。)

 ③客観的なスペックを身につける(TOEIC900点)

やはり就職留年していることは多少ビハインドになるのでは?という不安があったので、現役生にも負けないために客観的なスペックを高める必要があると感じた筆者はTOEIC900点取得を目標にしました。

これについてはインド渡航前から心に決めており、インド滞在中は空き時間で地元の英字新聞を読んで分からない単語をメモした独自のノートを作ったり、日本語学校でのプレゼン作成、発表、意見交換によって語彙力や英語総合力の地盤を身に着けました。

帰国してからは問題集をひたすら解きまくって、1月の試験で900点超えを達成しました。(出国前が700点前後、約4か月で200点ほど向上したことになります)

 

2年越しの成果、第一志望の総合商社に内定

さて、そうこうしている間に4月を迎え、面接解禁です。

この時はもう十分準備をし尽くしたから、あとは自然体で会話するだけだ、という気持ちでした。その落ち着きが功を奏したのか、下記の成果を得られました。

内定先:大手総合商社、大手日系IT企業、大手通信会社

最終辞退:大手人材会社、大手素材メーカー

特に第一志望の商社から内定をもっらた時の喜びはとても大きく、高揚感で一杯だったので、その日は東京駅近辺から新宿駅まで歩いて帰ってしまいました。(約8km)

 

挫折と再起を経て思うこと

 

最後に就職活動の大失敗、そこから復活した道のりを経験して思ったことについて述べたいと思います。

 

①周りと異なるレールを歩む時こそ、強い個性が生まれるチャンスだ

中高一貫のそこそこ有名な私立学校から現役で有名私大に進学した私にとっては、この就職留年が人生における初めての回り道であり、周りの大多数の人が歩むレールから外れた道の選択でした。

しかし、あえてレールから外れた道を歩み、大学生活でやり残した海外経験を積んだことで多くの物を得ることができました。

日本の常識では考えられないインドでの生活を経験したことで多少のことに動じなくなった気がしますし、クレイジーな出来事は結構会話のネタになったりもします笑

 

②人は置かれた環境によって大きく成長が左右される

私はインド滞在中、平日昼間は保育園、土日は日本語学校でボランティアをしていましたが、その他の空いた時間は自己分析と英語学習を徹底して継続しました。

自分で言うのもなんですがよくの努力したなーと思うのですが、それはインドの田舎町という特殊な環境(娯楽ほとんどなし)だったことが大きいと思います。

私自身、自律心がそこまで強いわけでなく、普段は勉強してても途中で飽きてテレビやyoutubeを見たりとかしてしまうのですが、あえて誘惑の少ない厳しい環境に身を置くことで大きく成長することができたと思います。

W杯セネガル戦でゴールを決めたサッカー本田選手も「自分は環境先行型」と明言していますよね。この言葉は正しくその通りだと感じています。

 

③ふとした時に芽生えた気持ち、思いを大切にすべきだ

筆者の就職留年、インド渡航の決断は就職活動で全くうまくいかなかった時に、ふと思った疑問点からスタートしています。

当時相談した人の中には留年に反対する人もいたのですが、私はその時芽生えた気持ちを、なあなあに流すのではなく行動に移すことで、結果様々な経験をすることができました。

周囲の人から意見を聞くことも大事ですが、常に周りのアドバイスを基に行動するよりも、ふと芽生えた自分の気持ち、考えに対して正直に向き合い、そして行動に移すことの方が自分という人間のパーソナリティを形成する上では大切だと思います

その思いに基づいて行動してみて、失敗したり、なんか違うなと思ったとしてもそれはそれでよくて、違うということに気づけたことが収穫になるんだと。

これからも周りに流されず行動していきたいですね。

 

なんだか暑苦しい話になってしまいましたが、最後まで読んでくれた方お付き合い頂きありがとうございます!

少しでも共感してくれる方がいたら幸いです。

 

 

コジオ

 

 

 

【働き方改革の最模範!?】アメリカオフィスで日本と異なる7つのこと

こんにちは、コジオです。

本日は筆者が普段働いているオフィスの環境を少し紹介できればと思います。

現在私の事務所では米国人が9割近くを占めており、オフィス内の雰囲気、働き方含めて日本時代と比べるとガラッと変わりました。はっきり言ってまるで転職したかのような気分です

じゃあ何が違うのか、一言で言うと「自由で機能的」なんですよね。

具体的に以下紹介していきたいと思います。

 

 

①デスクが電動昇降式

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社員全員にボタン一つで上下させることで座り↔立ちを選択できる電動昇降デスクが備わっています。

このデスクは長時間の座りっぱなしによる姿勢の悪化や肩、腰への負担を防ぐ健康面の効果だけでなく、生産性の面でも立ち、座りを頻繁に入れ替えることで体内の血流がよくなり集中力がアップすると言われています。

北米ではIT系を中心に多くの企業で導入されており、グーグルやフェイスブックも導入済みです。日本では楽天が全面導入しているようですが、まだまだ浸透しているとは言えないのではないでしょうか。

ずっと座りっぱなしで仕事してたら猫背まっしぐら、日本企業にも導入したいですよね。スタンドデスクで仕事しているとなんか先進的でテンションが上がります。

 

②テレビ、音楽をかけながら仕事する

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オフィス中央にはDJ的な役割を担う社員がおり、コアタイムを除く時間帯で音楽を流しています。彼は年代、ジャンルを問わず有名曲をチョイスし、洋楽にそこまで詳しくない筆者でも知っている曲を流してくれます。(もちろん仕事をしながらであり、専属DJを雇っているわけではありません笑)

心地よいリズムに乗って業務もサクサク!?進みます。中には自分の好きな曲がかかると大声で歌いだす社員もおり、半カラオケ状態になる時もたまにあります。

また、社内にはテレビも複数台置いてあり、普段は経済番組(Bloomberg TV)を流しっぱなしにしてあります。ただ、スポーツなどのビッグイベントがあるときはそれを流すこともあり、今朝はW杯の日本vsコロンビア戦をつけており大興奮でした。

日本時代はオリンピックやWBCがあっても会社内で見ることは出来ず、はがゆい思いをしていたので非常にありがたかったです。

 

③勤務時間は朝型、残業はしない

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社員の労働時間帯を平均すると、大体7時ー16時くらいとなっています。朝早く出勤して夕方頃には帰宅するイメージですね。出勤時間は業界によって差はあると思いますが、朝型なのは当社内だけの話でなくアメリカ全体的に言えるのかなと思います。

例えば街の様子をみても早起きしてランニングする人が多かったりで、健康に気を使って朝型生活にしている人が非常に多い。(ニューヨークのセントラルパークでは朝にサイクリング、ランニングしている人で溢れていました)

また、基本的に残業する人はほとんどおらず、17時にもなると残っている社員はほぼゼロです。これは多くのアメリカ人が家族や恋人との時間を大切にするという価値観を非常に重要視している点が大きくて、例えば多少仕事が残っていてもその日中にやらなければいけないものじゃなければ早く帰宅し、翌朝対処するスタイルだと感じています。

特に金曜日は顕著で早い人は2時くらいにサラッと帰宅します。独身、恋人なしの筆者はどうすればいいんでしょうか。

 

④ゲームが置いてある

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社内には誰でも楽しめるゲームが置いてあります。といってもテレビゲームのような長時間ハマってしまう類のものではなく、的あての様な軽く体を動かすタイプのものです。

例えばトレーダーが「今日マーケット全然動かないな~」っていう時に気分転換にプレイしていたりします。さっきまで横でいかつく仕事していた米人が楽しそうにゲームしているのを見るとなんだか朗らかな気持ちになります。

 

⑤私服OK

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これは当オフィスならではの特徴かもしれないですが、私服OKでスーツはほとんど着ません。全体的にカジュアルな格好で仕事しており、特に最近は気温が高くなってきたので短パン+Tシャツで出勤する社員もおり、クールビズを通り越したラフスタイルとなっています。

もちろん来客時はきちんとした格好をしますが、それでもポロシャツを着るくらいで、かなり自由度は高いと言えます。ちなみに筆者が現在のオフィスに初出勤した時は背広+ネクタイで行ったのですが、ボスに「ネクタイなんて見苦しいからハサミでちょん切ってやる!」とのお言葉を頂きました。

 

 

⑥休暇取得が頻繁、それも長い

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そろそろバケーションの時期が近付いており、日本でも今頃計画している方は多いのではないかと思いますが、こちらの会社の休暇取得は日本に比べてかなり自由です。

社員によって休みの取り方はまちまちで1週間を年に何回かに分けて取得する人や、中には1ヶ月以上連続で休暇を取得する人もいます。ちなみに行先はカリブ海沿いのリゾート地や、広大なアメリカ台地を車で旅するロードトリップが多いですね。

日本時代は制度上もっと取得できるけど、実際多くの社員は5日程度しか休まないので、大きな違いを感じています。ただ、社員が休みを自由にとれるのも、日頃から担当替えを頻繁に行い、各社員が複数領域をカバーできる状態にしているからこそである点、強調しておきます。属人的ではなくチームで助け合い、働く意識が強いです。

 

⑦夜の飲み会がない

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日本にいる頃から、欧米では仕事後に同僚と酒を飲む機会はあまりないと聞いたことはありましたが、実際働いてみて予想以上でした。

③でも述べた通り家族との時間を大切にするスタイルもあってか、業務後に同僚とつるむことはほとんどありません。誰かの送別会や、誕生日会などはすべてランチで行います。

個人的にはこのスタイルをとても気に入っており、1.無駄に長居せず自分の時間を作れる2.貯金できるという点で非常にありがたいですし、二日酔い出社で午前中機能しないなんてことは一切ありません

 

さて、ざっと7点アメリカオフィスでの働き方を紹介しましたが如何だったでしょうか?プライベートを大切にする、また勤務時は生産性の高さを重視するという点からオンオフをきっちり分けていることが伝われば幸いです。

筆者はまだ働いて二ヶ月ですがこの環境を大変気に入っており、既にアメリカスタイルに馴染んでしまっております。

ネクタイの閉め方なんてもちろん忘れました。気が早いですが、東京に戻った後環境に馴染めるか既に不安ですw

 

ではでは本日はこの辺で。

 

コジオ